春だなあ。肉を食おう。
テレビで見て一度来たかった店。
入ったけどおばちゃん気づいてくれないぞ。
あ、気づいてくれた。テレビで見た人だ。
ステーキのプロフェッショナルで、
もう80を越えてるらしいけどすごい元気。
さあ、何グラムにしよう。
ハンバーグも食べたいけど今日はステーキ。
130グラムにしておこう。
お店はほんとに食堂みたい。
でも神戸牛。
あー、いい匂いがして来た。
ワクワク。
ステーキの焼けるいい音がする。
来た!
特選神戸牛らんぷステーキ(3,700)
130グラムで十分大きいわ。
いい眺め。
うまい!
なるほど味に熟成感がある。
これが本当の和牛の味。
若い人はこの味を知らないのよ。
と、おばちゃんのトークが続く。
なるほど。俺もたぶん知らなかった。
神戸から食べに来るおじいさんもいるらしい。
こういう肉が少なくなったんだって。
ここは日本一の牧場から仕入れている。
煮物と漬け物がいいな。
それにしても、おばちゃん、元気だしおもしろい。
この肉を銀座で食べたら何万もするらしいよ。
あっちはロースだけどね。
でもおばちゃんはランプのほうがおいしいって。
食べ進めるうちにどんどんうまくなってきた。
へんに脂すぎないからかな。
その辺が本物の和牛なんだろうね。
けっこう量あるなと思ったけど最後のひと切れだ。
名残惜しい。
200グラムでもよかった。
なんか近いうちにまた来ちゃいそう。
何度も来ると、このうまさがさらにわかるんだと思う。
お会計のときに焼く前の肉が見えたけど、
熟成された色していたなあ。
最後にもう一度、肉。
なんか元気出た。肉ってすごい。