或阿呆の東京

aru ahou no TOKYO

倉井ストアー(立石)

ここも有名で前から来たかったけど、土日はお休み。かといって、わざわざ平日に休みとってくるような店でもなさそうだし。今日みたいな日がちょうどいいね。
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駅からけっこう歩く。
こういう店にわざわざここまで来る俺、あきらかに食べログ見て来てるじゃないですか。恥ずかし。

ストアーだから、ストアーに売ってるものをレジに持って行くと皿にのせてくれるよ。
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そんな感じで選んだお茶割りチューハイとキュウリ。
最近、お茶割りが好き。
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この植物の向こうのカウンターは出来立てをもらえる場所かな。コロッケあった。
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そのコロッケ。揚げたてでうまい。
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店内こんな感じ。
ストアーやカウンターにないものも注文できるのか。
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ハンバーグいいな。
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地元のおっさんや奥さんや子供たちがぞくぞくとやってくる。そういう店ですね、ここは。
地元のひとたち和気あいあいと楽しそう。
これが東京だね。
よく田舎もんが、東京の人は冷たいとかいうけど、田舎もんに冷たいだけなんだよね。
人間はみんな同じ。東京の人が田舎に行けば、田舎は冷たいと感じると思う。オラの故郷なんかとくにね。

コロッケのキャベツにソースをかけてまだ食べる。
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もう一本。
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うわー、隣のテーブル!地元の親子3組チームに来たメンチカツとコロッケでかくてうまそう!
あれがこの店の真骨頂かな。
でも、独り者のおっさんにあの量は無理だ。 
哀しい。

無理を承知で言う。
妻よ。もしこれを読んでたら、帰って来てほしい。きみならきっと、これが俺だってわかるよね。もう一度やり直そう。この店のメンチと、これからの人生を、ふたりで分かち合いたいんだ。

もう一本飲むしかないとよ。
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すみません。
はい、飲みました。
よし、いったんここは出ようか。

追記。
はっ!まだここだった。ぼんやりしてたら夢見てた。まだいるから。
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帰る。
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