ここを書かないわけにはいくまい。

もう何回来ただろう。

久しぶりだけど、前は週3くらい来てたな。
ここでは、みんな、おにいちゃんって呼ばれる。

おじさんも若者もみんなおにいちゃん。
富山出身のふたりのおばちゃんがやってるんだ。
てるちゃんと、としちゃん。
おばちゃんというより、年齢はもうおばあちゃん。
お酒からね。富山の銘酒銀盤だよ。


ここのきゅうりみそがおいしいんだ。

てるちゃん特製のみそ。
初めてここに来たのはもう8年前。
てるちゃんもとしちゃんもおれもあれから8つ歳をとった。
先輩も後輩も同期も友達も、みーんな8つ歳をとった。
てるちゃんはもう80歳をすぎた。
お酒追加。

昭和41年からやってるんだよ。
これも名物の中おち(300)

この値段で食べれるのはすごいらしいよ。
たしかにおいしいの。
てるちゃんが築地に行って長年の信頼関係で仕入れてくるやつ。
てるちゃん、としちゃんと一緒にテレビを観る。

「品ってのはお金で買えないからね」が、
今日のてるちゃんのお話。
なるほど。
酒追加。

前は高いもの頼むと、そんなんよりこっちの安いやつのほうがうまいぞって言ってくれたな。
若かったからね。
牡蠣バター(550)

おいしいぞ。

ごはん。

これに牡蠣バターをのせる。最高。

いや、最高じゃないんだよ。
ごはんも、牡蠣も、もっと最高あるけどさ。

いろいろ含めて最高。最高の8年だったよ。

ありがとう。
てるちゃん、としちゃん。
辛いときは、いつもここに来てた。
友だち何人も連れてきた。
また来るよ!
