あ、味珍近いじゃん。
野毛まで行くのは面倒だなと思ってたんすよ。
横浜駅周辺を歩いていて味珍のこと思い出したんです。
やってた。
お店の人すごくやさしく「空いてますよ」と言ってくれた。
ここは焼酎だよね。
ヤカンで入れてくれるからヤカンと言われてるやつ。
はい、来た。
食べものはどうする?
豚より先に辣白菜。
いきなりの箸休めがうまい。
ラーパーサイというのか。
足は外せませんよね。
大阪でも豚足のおいしい店に行ったし。
そこと比べる意味でも。
足。
お店の人がタレの作り方をやさしく教えてくれる。
からしを酢でよく溶いて醤油を少し。
ほら、できた。
おいしいわ。
柔らかい。ねっとり。
やっぱりすごい。
まえは何を食べたかな?と、
前回ここに来たときの記事を読むともう7年前か!
5年は経ったと思ったけど7年。
ちょうど支社に転勤になるときで。
K氏がここで送別会をしてくれたんだよな。
それから田舎で寂しそうにしている俺を心配して、
K氏からここの詰め合わせが届いたこともあった。
そんな思い出の店なのです。
その送別会では足と舌と尾は食べたみたい。
ならば残りは胃か。
胃って砂肝でしょ?
あんまり得意じゃないんですよね、
と思ったけど砂肝は鶏だった。
これは豚だ。なら大丈夫。
まずはヤカン。
これをちょい足ししてね。
ほんのちょっとだよ。
胃の前に牛すじを挟もう。
ぷるぷるオブザイヤー。
いや、むしろねっとりオブザイヤーだ!
それにしてもラーパーサイが終始いい仕事をしてくれる。
さわやかにリセットしてくれるのよ。
いま常連さんが「頭ぶつと、舌ぶつで」と頼んだ。
お店の人は「ぶつぶつね」と応えた。
なんだろ、ぶつ。
何が出るか見てる。
見えなかった。
まあ多分ぶつなんだろうな。
次回、勇気があれば言ってみるよ。
さらに、ヤカン。
常連さんのお会計が聞こえてくる。
ヤカンとラッパと、、、。
ラッパ??
あ、ラッパーサイのことか。
ヤカンの仲間かと思った。
今度はこれを少し多めにした。
食後のデザートとして。
おいしかったなあ。やっぱりここだ。
胃は次回にしよう。
最後は「大阪の『かどや』と、横浜の『味珍』が東西の豚足両横綱ですね」と言ってスタジオの笑いを誘っていた。