酒場人 という本が好きで毎号買うのですが。
先日読んだVol.3には「キンミヤ焼酎物語」が載っていまして。
そこに、こんな気になる記述があったのです。
「(小田原のホルモン焼き屋の)親父さんがホッピーを出すにあたり、いろんな焼酎で、いろんな割り方で割って飲み比べた。その結果、キンミヤ焼酎の20度と25度をブレンドして割るのが一番うまいという結論にいたったそうなんです。」
むむむ。
こうしてこのホルモン焼き屋さんが「ホッピーにはキンミヤ」の発祥の地となり、
全国にそれが広まったらしいのです。
むむむ、これは、試さなアカンずら。
ジャン!
さっそく買ってきましたよ。
キンミヤ焼酎の20度と25度。
私には、行動力があるのです。
(こういうときだけね、と妻には言われますが)
20度のほうは昨日から凍らせてありました。
こうして並べると神々しいですね。
まずは凍らせた20度からグラスに注ぎましょう。
おやおや?
凍らせた20度の栓をあけると、
中からキンミヤがモリモリと出てきましたよ。
「早く食べて」と言わんばかりに。
ホッピーをつくるグラスはもちろんキンミヤオリジナルです。
伊勢から買ってきたやつですね。
ではさっそく…
…なかなか注げません。
シャリキンってむずかしいですね。
かき混ぜたりお湯をかけたりして…
どうにかここまでになりました。
さあ、次はここに25度を注ぎましょう。
各機、注入を開始!
ドドドッ!
キンミヤオリジナルグラスには、ホッピーを作るのに最適なキンミヤの量が、
20度と25度の場合でそれぞれ目盛りで示されていて便利です。
よし。
今回は半分ずつブレンドして20度の目盛りの位置まで注いでみました。
私の計算ではこの時点で約22.5度です。
さあ、いよいよホッピーを注ぎましょう。
勢いよくですよ。
勢いよくとは、ホッピーの瓶にも書いてありますからね。
慎重に、大胆に。
ドドドドドッ!
できました!
美しいホッピーの完成です!
あのドン・ペリニヨンに勝るとも劣らない気泡ですね。
さあ。飲みますよ!
ゴクゴクゴクゴク
うまーい!
凍った20度が、ホッピー全体をキンキンにする役割をしています。
最近思うんですけど、ホッピービバレッジ社が推奨するように、氷を入れないほうがたしかにうまいかもですね。
ただ、この作り方だと1杯にほぼ1本のホッピーを使うのでナカお代わり的なことはむずかしいですけどね。
たまにはこんな贅沢な飲み方もいいものです。
あ、本題を忘れていました。
20度と25度のキンミヤをブレンドしてホッピーをつくるとうまいか?でしたね。
うーん、うまい!
うまい!
ただ、それぞれ単独の場合との違いはよくわかりませんでした。
けっきょくうまいと。
おそらくブレンドの割合いや、ホッピー1本に対するブレキン(ブレンドしたキンミヤ)の量なんかにもどこかに黄金比があるのでしょう。
ホッピーとキンミヤ。
その奥深い関係の一端を垣間見た気がします。
ありがとうございました。
私はまだまだ精進します。
それではまた会う日まで。
ホッピーでハッピーな1日を!