鎌倉はやめて横須賀にやってきた。
K氏やM氏が行くというこの角打ちで飲みたくて。
いいわ。
でも慣れない。注文はどうすればいいのか。
ここは角打ちだからね、
ビールを冷蔵庫から持ってきましたよ。
ビールとぬか漬けとドル。
横須賀。
きゅうりのぬか漬け(120)見て。
うまいなあ。量も多い。
ここで飲むビールうまいし、ぬか漬けも最高。
でもTikTokでK氏が飲んでたひれ酒を飲みたい。
メニューにはないっぽい。
「どうすればいいですか?」と、
DMでK氏に助けを求める。
「骨酒ください」と頼めばいいと教えてもらう。
おそるおそる言ったよ。
「こつざけ?ほねざけ?とか?ありますか?」
念願の骨酒。熱々。
このまま5分おいてね。
コツコツとアスファルトに刻む
足音をふみしめるたびに
5分後。
うまいっ!
ひれではなく骨なんだよ。
骨のほうがひれよりすごいんだって!
たしかに!
フグの味か濃い。
とても濃い。それは俺でもわかる。
いや、身よりも濃いよね、絶対。
逆にフグの味が濃すぎるから、
こうやって日本酒で薄めるらしいここでは。
なんて贅沢なナカ。
それでもフグの濃さはあまり変わらず。
骨すごいわ。
それに仮にフグが薄まっても、
酒は薄まらないナカなんだよなぁ。
大人のカレイドスコープ
たったひとつの骨でこんなにもドラマが。
横須賀でフグの底力を知る。
セットで。
ふう。
どんなに酔っても、
サラダ油を見ると日常に戻れる。
外はまだ完全に明るい。
外。まだ完全に、
青い