ここのこと思い出した。太一亭。
すごい店だよ、ここは。
やきとり職人が手作りでやってる店です。
というより、大将がクドイ店です、本当に。
寄り道コースにしようかな。ゼッタイ得だって。
前回もそれにしたから、2千円のほうにしようかな。
ビールと焼酎1杯と食べ物が何品かで、千円。
か、もう少しついて二千円か。
とにかく入ろう。ビルの地下だよ。
大将!2度目だけど、何となく覚えてくれていた。
ビール飲む?と言われ、ハイと。
おしぼり、持ってきすぎ!
千円のセットにする?と言われ、ハイと。
迷いがふっきれた。
おー来た来た。煮込み。
味がよく染みててうまいなあ。
大きい肉が入ってる。これはいい。
大将がフライパン振って作ってくれた。
うまいよ。
大将はクドイだけじゃなくて博学。
歴史とか哲学とか金融とかいろいろ話してくれる。
みんな大将と話したくて来るんだね。
若く見えるけど、たぶん80歳くらい。
千円セットの焼酎。ここから1杯作れと。
濃さとか自由だよ。
とにかく1杯がセットの内容だから。
目一杯濃くするのが、俺たち学生の流儀。
これでセットのさいご。どっちもちゃんとうまい。
さすがやきとり職人や。
セットの酒は終わりだけど、焼酎を追加。
勝手に飲んでも大丈夫そうだけど、
マジメだから大将に申告する。
これは500円らしい。
今回も、目一杯濃くするぞ。
濃いわー。
焼酎お湯割は2杯目だけど、
アルコール度数的には5杯目くらいだ。
これが、欲望の濃さですね。
大将、「あー疲れた、人生」て言ってるけど、
すごく楽しそう。いいなあ、人生。
濃いからお湯で割る。あ、ウーロン茶だ。
もう、カオス。俺がカオス。
いいなあ、人生。ウーロンハイできた。
でも、メールできなかったら一生後悔する。
後悔だけが、人生か。
はあ、このくらい酔ったら、あとはここでくつろげばいいね。
とか考えながらトイレに行く途中…
転倒…、派手な音がする。
オレ発の派手な音が。酔った頭でヤバイと思う。
大将の声が聞こえる。「あー、飲みすぎたか。」
ごめんなさい、帰ります。
学生じゃないのに、目一杯濃くしちゃダメ。
膝が痛いよ。
階段を登って。
行きはヨイヨイ帰りはこわい。
ありがとう大将、また来ます。
転ぶくらい酔って、ぜんぶで1,500円でした。
バーならマティーニ1杯分だよ。
それはともなく、SMAPの真相、読まなくちゃ。